観察研究WJOG16722B(RealisE-TR)
ホルモン受容体陽性HER2陰性早期乳癌の早期再発リスクを評価する多遺伝子アッセイ(MammaPrint/BluePrint)を用いた後方視的多施設共同観察研究
フェーズ | 観察研究 |
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目標症例数 | 120例 ※WJOGデータセンターで登録業務を行っておりません。試験に関する問い合わせは直接研究事務局にお願いします。 |
登録期間 | 2023年10月~2024年8月 |
対象 | ホルモン受容体陽性HER2陰性早期乳癌で手術治療および術後内分泌療法を実施した患者 |
Point
- 綿貫 瑠璃奈
国立がん研究センター東病院
乳腺外科 - ホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性乳癌で術後数年以内の早期に再発した患者さんは未だに予後不良です。本研究に先行して実施したWJOG15721B試験(RealisE)ではHR陽性HER2陰性乳癌患者の早期再発のリスク因子となる臨床病理学的特徴について探索しました。本研究ではHR陽性HER2陰性乳癌で術後早期再発した患者さんと、無再発の患者さんで多遺伝子アッセイを実施し、再発リスクや分子サブタイプの違いを検討します。臨床病理学的特徴に加えて多遺伝子アッセイの結果を加味することで、 HR陽性HER2陰性乳癌患者の早期再発についてより正確に予測することができ、適切な周術期治療の戦略を練る糸口になることを期待しています。