観察研究WJOG17023L(AURORA)
EGFR 遺伝子変異陽性非小細胞肺癌完全切除例の前向き観察研究
フェーズ | 観察研究 |
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目標症例数 | 650例 |
登録期間 | 2024年07月~2036年07月 |
対象 | 手術により完全切除が得られた病理病期II-III 期のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌 |
Point
勝又 信哉
静岡県立静岡がんセンター 呼吸器外科- 手術で完全切除を受けた病理病期 II-III期のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌患者さんは、ADAURA試験の結果により、オシメルチニブによる術後補助療法が治療選択肢の1つですが、その長期的な生存や再発への影響などはまだ不明な点が多く残されています。また、日本国内ではその他にもUFTやプラチナ併用化学療法など、病期に応じた様々な治療選択肢があり、国内での治療実態の把握はとても重要であると考えています。本試験は、8年の観察期間、12年の総研究期間を予定する長期大型の国内観察研究として計画しています。日本国内の患者さんの治療の実際と長期予後(リアルワールドデータ)を確認し、国内の患者さんにおける術後補助療法としてのオシメルチニブの安全性を検討することで、より良い周術期治療を患者さんに届けられるようになることを期待しています。