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医師主導治験

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第II相医師主導治験WJOG14020B (OPERETTA)

gBRCA1/2遺伝子変異を有するトリプルネガティブ原発乳がんに対するプラチナ製剤、PARP 阻害剤および抗 PD-1抗体薬を用いた新規術前および術後補助療法を評価する第Ⅱ相多施設共同医師主導治験

高橋 侑子
岡山大学病院
乳腺・内分泌外科
Point
再発高リスクの臨床病期IIーIII期のトリプルネガティブ乳(TNBC)ではKEYNOTE522試験結果から免疫チェックポイント阻害剤を含めた術前および術後補助療法が標準治療となっています。また、遺伝性乳がん卵巣がん症候群の原因であるgBRCA1/2遺伝子変異は、TNBC全体の15〜19.5%に認められるとされており、gBRCA1/2遺伝子変異を有するTNBCに対して、ポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)阻害薬による治療が、再発高リスクの方に標準治療の一つとして術後療法として選択されますが、このPARP阻害薬やプラチナ製剤のTNBCの術前療法での有効性に未だ一定の見解が得られていません。本研究は、TNBCのうち、gBRCA1/2遺伝子変異を有するTNBCに注目して、これまで有効性が期待されるPARP阻害薬やプラチナ製剤、およびタキサン療法に免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせて術前から治療することで、ターゲットを絞った個別化治療により治療効果が高まることを期待しています。

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