第II相医師主導治験WJOG15221M(ALLBREAK)
ALK融合遺伝子陽性の進行・再発固形腫瘍を対象としたブリグチニブの多施設共同第II相バスケット試験
ALK融合遺伝子陽性の進行・再発固形腫瘍を対象としたブリグチニブの多施設共同第II相バスケット試験(医師主導治験)です。
フェーズ | 第II相 |
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目標症例数 | 28例 |
登録期間 | 2022年05月~2025年1月 |
対象 | 非小細胞肺癌を除くALK融合遺伝子陽性の固形腫瘍患者 |
外部リンク | jRCT2041210148 |
Point
- 榊田 智喜
愛知県がんセンター
薬物療法部 - ALK融合遺伝子陽性の患者さんは非小細胞肺癌の3-5%を占め、複数のALK阻害薬が承認されています。非小細胞肺癌以外の固形腫瘍ではALK融合遺伝子陽性の患者さんは0.2%と極めて低頻度ですが、ALK阻害薬が有効であるとの報告が複数あります。本試験は非小細胞肺癌を除くALK融合遺伝子を有する固形腫瘍の患者さんに対して、ALK阻害薬であるブリグチニブの有効性、安全性を検討することが目的です。本試験によりALK融合遺伝子を有する固形腫瘍に対してブリグチニブが薬事承認され、患者さんに有効な薬剤をお届けすることを目指しています。