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第II相 WJOG16322G

第II相WJOG16322G

高度腹水を伴うまたは経口摂取不能の腹膜転移を有する胃癌に対するmFOLFOX6+ニボルマブ療法の第Ⅱ相試験

高度腹水を伴うまたは経口摂取不能の高度腹膜転移胃癌に対するmFOLFOX6+ニボルマブ療法の有効性及び安全性を検討する多施設共同単群第II相試験(特定臨床研究)です。

フェーズ 第II相
目標症例数 55例
登録期間 2023年04月~2024年9月
対象 高度腹水を伴うまたは経口摂取不能の高度腹膜転移を有する胃癌
外部リンク jRCTs041220164

Point

若林 宗弘
愛知県がんセンター
薬物療法部
高度腹膜転移胃癌の患者さんは、WJOG10517G試験の結果よりmFOLFOX6が治療選択肢の1つですが、予後は未だに極めて不良です。本邦の胃癌ガイドラインでは1次治療として化学療法+ニボルマブ併用療法が推奨されていますが、化学療法に対するニボルマブの上乗せ効果を示した第III相試験から高度腹膜転移胃癌の患者さんが除外されていたため、ニボルマブ上乗せの有効性と安全性が不明です。本試験を行うことで高度腹膜転移胃癌の患者さんにおけるmFOLFOX6+ニボルマブ療法の有効性と安全性を確認し、より有効な治療を患者さんに届けられることを期待しています。