第II相WJOG11118L(TRAP OLIGO)
Oligometastasisを伴うIV期非小細胞肺癌に対するPembrolizumabを含む集学的治療の第II相試験
オリゴメタスターシスを伴う非小細胞肺癌に対し、プラチナ併用化学療法とペムブロリズマブおよび、全ての病変に対する局所治療による集学的治療の有効性及び安全性を検討する多施設共同単群第II相試験 (特定臨床研究)です。
フェーズ | 第II相 |
---|---|
目標症例数 | 30例 |
登録期間 | 2020年10月~2022年10月 |
対象 | オリゴメタスターシス(遠隔転移3個以内)を伴う未治療非小細胞肺癌患者 |
外部リンク | jRCTs041200046 |
Point
- 宮脇 太一
順天堂大学医学部附属
順天堂医院
呼吸器内科 - オリゴメタスターシスは、局所進行期と全身に広く転移した状態の中間の状態と考えられており、IV期非小細胞肺癌の20-30%を占めます。標準治療に局所治療(手術または放射線治療)を追加することで、生存期間の延長が得られる集団として考えられています。さらに、免疫チェックポイント阻害薬と局所治療には様々な機序に基づく相乗効果があると期待されています。本試験治療は、将来的にオリゴメタスターシスを伴う非小細胞肺癌患者さんの生存期間の延長に寄与し、世界における標準治療になると確信しています。