WJOG18824G
過去に切除不能胃・食道胃接合部腺癌の治療をされた患者さんの情報を用いた下記の研究を実施します。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を担当医、または「9. お問い合わせ」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。
1.研究課題名
切除不能胃・食道胃接合部腺癌間質におけるCaveolin-1の発現状況とナブパクリタキセル+ラムシルマブ療法の有効性に関する後方視的検討(CAPPUCCINO study)
2.対象となる方
18歳以上の切除不能胃・食道胃接合部腺癌患者さんのうち、2018年1月から2022年12月にかけてナブパクリタキセル (nab-PTX)+ラムシルマブ (RAM)療法、あるいはパクリタキセル (PTX)+RAM療法を実施された方が対象です。
3.研究目的・方法
Caveolin-1 (Cav-1)はアルブミン輸送蛋白質であり、nab-PTXの輸送に関連すると考えられています。本研究では、実地臨床における切除不能胃・食道胃接合部腺癌間質のCav-1の発現状況とnab-PTX+RAM療法の有効性の関連について明らかにすることを目的としています。
研究方法は、過去の通常診療で得られた臨床情報・診療情報を登録した研究参加施設のデータベースより入手・収集し、各項目の関連性を統計学的手法により解析します。そのため治療以外の余計な費用はかからず、追加の検査などが施行されることもないため、一切のご負担はございません。また、使用するデータは、患者さん個人が特定されない方法で情報を収集します。患者さんのお名前・住所などの個人を特定できる情報は一切使用いたしません。
4.研究期間
研究機関の長の研究実施許可日~ 2026年4月30日
5.研究に用いる試料・情報の種類
過去の通常診療で得られた臨床情報・診療情報を診療録より入手・収集します。年齢、病理診断の所見、手術や薬物療法の治療内容等情報を用います。個人を特定しうる情報は用いません。
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6.外部への試料・情報の提供
データセンターへのデータの提供は、インターネット上の電子データ登録システムを用い、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、研究参加施設の研究責任者が保管・管理します。
今後、本研究で得られたデータを二次利用すること(他の研究に利用すること)が有益であるとWJOGが判断し、新たに倫理委員会に倫理審査を申請して承認を得た上で、、本研究で得た臨床データが、他の研究者に共有され、解析に用いられる可能性があります。もし、データをデータセンター以外へ提供する必要が生じた場合には、患者さん個人を特定できる情報を含まない形にして提供します。
7.研究組織
研究実施責任者:慶應義塾大学病院 平田 賢郎
研究事務局:慶應義塾大学病院 宗 英一郎
WJOG消化器委員長:愛知県がんセンター 室 圭
研究機関一覧
8.本研究の実施に関わる資金源
研究に対する特定の資金援助は受けていません。
9.お問い合わせ先
本研究に関する質問や確認のご依頼は、担当医または下記へお問い合わせください。
特定非営利活動法人 西日本がん研究機構 データセンター
TEL 06-6633-7400(代)
FAX 06-6633-7405
Email datacenter@wjog.jp